記憶が風化する前に…。樹里
26日稽古。(16時から23時)
5日ぶりの稽古。
稽古前半はシーン1、物語の始まりのシーンから。
「幕開き5分で客の心を掴まなければ、その舞台にお客はついて来ないものと思え。」と教え込まれたことがある。
大切な始まり。
今までのやり方をガラリと大胆に変更して、行動をシンプルにした始まり。
ベクトルがはっきりして、シーンがモッタリしなくなった。
そして、
通し2回目。
1度目に通したひと月前とは明らかに違うシーンのクオリティ、濃さ、深さもありながら、
まだまだ改善の余地をたくさん見つけて、初日も迫っている事に少しだけ焦る。
一つ一つのシーンは各々、前よりも随分繊細で、ハッキリした表現になっていた。
問題が浮き彫りになったのは群読の箇所。
皆で作る分、配る注意も増えるし、個性が強い分、なかなか息が合わないところもあったり、
そこにパントマイム、時間軸のズレ…。抽象舞台を託された俳優の試練はなかなか大きいと感じた。
今日から小屋入りまで稽古の連続。
体力と精神力でラストスパートを走りたい。
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