2016年3月28日(月) 担当:池田詩穂ibuki01

残すも稽古日数が残り8日となりました。
美術の佐藤さんが寝ずに作ってくれた椅子が届きました(わたしたちの我儘に答えてくださって
ありがとうございます&ごめんなさい)。想像が拡がります。愉しいです。

今日、ふと改めて人間の脳みそは凄いと思いました。
稽古初日には何でもなかった台詞が、自分の事を言われてるように聞こえてくる。
ひとが話してる台詞に傷ついてしまう。

色んな事を調べて、考えて、話し合って、悩んで、苦しんで、
そして開き直っていく内に、まったく自分には無関係だった台詞が、少しずつ自分事に変わっていく。

脳が錯覚起こして、自分達の事のように思わせる。

人間って不思議。

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2016年3月26日(土) 担当:渡辺樹里ibuki01

記憶が風化する前に…。樹里

26日稽古。(16時から23時)

5日ぶりの稽古。

稽古前半はシーン1、物語の始まりのシーンから。
「幕開き5分で客の心を掴まなければ、その舞台にお客はついて来ないものと思え。」と教え込まれたことがある。
大切な始まり。
今までのやり方をガラリと大胆に変更して、行動をシンプルにした始まり。
ベクトルがはっきりして、シーンがモッタリしなくなった。

そして、

通し2回目。
1度目に通したひと月前とは明らかに違うシーンのクオリティ、濃さ、深さもありながら、
まだまだ改善の余地をたくさん見つけて、初日も迫っている事に少しだけ焦る。

一つ一つのシーンは各々、前よりも随分繊細で、ハッキリした表現になっていた。
問題が浮き彫りになったのは群読の箇所。

皆で作る分、配る注意も増えるし、個性が強い分、なかなか息が合わないところもあったり、
そこにパントマイム、時間軸のズレ…。抽象舞台を託された俳優の試練はなかなか大きいと感じた。

今日から小屋入りまで稽古の連続。
体力と精神力でラストスパートを走りたい。



2016年3月20日(日) 担当:大田恵里圭ibuki01

こんにちは。日誌3周目!!でっす。

今日はシーン26~ラストにかけてお稽古しました。

2時間弱の全てが凝縮されたラストシーン。一人ずつの掛け合いがあります。
テンポを大事にしつつも実感を持って。最後まで言葉を誠実に紡ぐことができますように。
いまからかなりドキドキしていますが、観ている方にどう届くのか。楽しみでもあります。

「今日のはいい彩だ!」とおっしゃっていた冨樫監督のお弁当をパシャリ。

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2016年3月19日(土) 担当:根矢涼香ibuki01

3月が半ばを過ぎまして、もう春の陽気が。
本番へと、着実に、進んでいます。
本当に日が経つのが早い。おそろしいですね。

3月19日は、衣装合わせから。
この日を9人のオナゴたちは、楽しみにしていました!
色や質感、服の形。
冨樫さんが「服ってその人が着そうなものを着るよね」と以前言われていたのですが、
まさに人を形作るものであって、「衣装」というものがこんなにも
役に命を吹き込む大きな要素だということを再認識しました。
役にも勿論ぴったりの衣装なのですが、役の中の人、俳優本人にも、
不思議とこのQ体の衣装が似合っているのがとても面白いところです。
お披露目したいところだけれど、まだダメなので。ちらり。

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2016年3月18日(金) 担当:内山由香莉ibuki01

テーマ『特別な一日~哲学~』

埼玉県立芸術総合高校の演技部の全国大会出場作品!

オノマリコ作
舞台『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

Q体ファミリーで観劇に行きました。

県大会、関東大会に出場した3年生は卒業の為、今回が最後の出演でした。

学校の名の通り“芸術的”な印象を受けました。キラキラしていました。
どの画も綺麗だなと思い。彼女達にしか出せないものを見ることが出来て、貴重な時間を過ごせました。

また本日遂に
オノマリコさん
にお会いすることができました!

お話しを聞くこともできました。

『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』を書かれたきっかけについて、

旧体育館の解体反対の新聞を見て、当初は関心はなかったのだが、
後にこの舞台の要となる「旧体育館を中心とする校舎の研究」の論文を書いた人物が
この作品の哲学のモデルとなった方が同級生だということを知ったことが始まりだそうです。

オノマさんはご自身が学生の時、哲学になりたかった沈黙だと仰っていて、
その言葉はこの作品の中に濃くつまっているなと改めて感じました。

この作品にはオノマリコさんの乳房がたくさん詰め込まれたものなのに
舞台とする時は演出家と役者に委ねてくれるのです。作品が素敵なのは勿論なのですが、
それはオノマリコさんの人柄が素敵だからこそ、こういった何色にも出来るのだと思いました。

明日からの稽古も私達のQ体づくりに励みましょう!!

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2016年3月17日(木) 担当:後東ようこibuki01

今日は“息吹”の堀春菜の誕生日です。19歳です。
Q体は愛くるしい子ばっかりでキュンキュンしちゃいますが、
ほりはるも本当に愛くるしい子です。すくすくと魅力的な女性になるでしょう。
サプライズハッピーバースデーもぐずぐずなりに喜んでもらったので良しとしましょう。

私事ですが、つい3日前まで別舞台の本番をやっておりました関係で、先週まるまるお稽古お休み頂いておりました。
なので、本日復帰第一弾として“敬虔”のシーンを中心にやるぞ!
そして入手杏奈さんがいらしてダンスの精度を高めるぞ!の日。

久々のQ体の現場。色々忘れてたらという恐怖もあったが、
そんなの誰にも関係なくて、そういう時が一番のチャンス。
「違う舞台出てたから、セリフ間違えても仕方ない」なんて言わせね!!て意気込むのです。
で、まんまと初っ端から噛みましてね。そうして、私は自分の太ももをつねるイメージをするのです。

監督や共演者にしょうもない理由での迷惑はかけたくないけど、
「失敗」や「恥」にはどんどん付き合って貰いたい。
稽古場って「失敗」と「恥」を堂々と投げ捨てられる唯一の場所ですものね。
まずは稽古場でそれらを見せねば、始まらない。
私は、この現場ではお姉さんだけど、人間でいったらちんちくりんです。
まだまだ「失敗」と「恥」を投げ捨てさせて頂きます。
そりゃ、恥ずかしですよ。「なんであんな芝居したんだ?」とか鳥肌立つ事もある。
冨樫さんは笑いながら、時にはサラッと別の道へ導いてくれてるから安心して恥をかかせて頂きます。
ダンスもそう。今回、自分達の創る動きを振付けして頂いていて、
「なんでこんな動きしたのだ?」と自分を問いつめたくなる。
でも、杏奈さんは「面白い、じゃああここ、こうしてみよう。」と改善策を瞬間でみせてくれる。
私、ちゃんとダンス習ってないし踊れないけど、ダンスの素晴らしさは感じている。
この作品から生まれ、杏奈さんから受け継いだダンスをこの身体で出来る範囲で魅せたい。

なんか、唐突に言いますけど、この現場、新しい自分と沢山出逢える。
おもしろい。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
そして日々、作品が高まるのを1週間ぶりに稽古場に戻り改めて感じました。
まだまだやりますよ。わたしたち。



2016年3月13日(日) 担当:真下玲奈ibuki01

奔放役の真下です。

今日の稽古は
過去、大過去。
みんな混乱期と呼んでます。
とダンスシーンの練習。

敬虔役のようこさんは
本番中なのでこの日の代役は大田氏。

あまり話すとネタバレしちゃうから
今日は、お昼の話でもしましょうか。

最近は10:00〜17:00で稽古してるんですが、
休憩の時間、お昼の時間などはほんとんど決まってません!笑
お昼近くなると
お腹がぐぅ。横からもぐぅ。
とみんなのお腹が一斉に合唱し出すと
キリの良いところでお昼になります。
大体、12:10頃。すぐお腹空いちゃう!!笑

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本編ではそれぞれの朝ごはんが出てくるんですが、今回はお昼ごはんを紹介!!

沈黙役の大田氏のお弁当
チャーハンとフルーツ。
鶉の目玉焼きが可愛すぎると評判でした。
いつも美味しそうなフルーツは毎回持ってきてます。

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〇〇役の詩穂さんのお弁当
お弁当と味噌汁。
努力は報われる。というメッセージが!

哲学役のうっちーは
いつもパン。
顔より多きなパンを

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冨樫監督お手製のお弁当!
梅干しとお魚。
ちなみに梅干しもお家で漬けてるそう、
いつも彩のいいお弁当です。

たまに稽古後にこうやって
呑んだりもしまっす。本当素敵なメンバーです

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ではこのへんで。
次は哲学〜✴︎



2016年3月12日(土) 担当:堀春菜ibuki01

こんにちは。息吹です。
先週、1歳下の後輩から高校を卒業したと連絡が来ました。
卒業の季節。3月ですね。

皆様いかがお過ごしですか?

私たちは今、シーンごとに細かく稽古をしています。毎回が発見の連続です。

「悲しい」気持ちだからといって「悲しそうに」やるのは違う。
その瞬間にうまれた気持ちを大切に、新鮮にやること。
そんなの当たり前でしょと言われてしまいそうですが、
その当たり前が難しくて、やろうとしてしまって失敗しています。
今、監督、先輩方にヒントをたくさん貰っています。

そう!この間、「一人じゃない、みんながいるんだ」ということをふと、感じたんです。
一人じゃない。こんなに心強いことって他にないと思った。
だからこそ、私は壁を乗り越えなければいけない。あー!1秒も無駄にできない!

「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

とてもとても大切な作品。
たくさんの方に届けたい。

本番まであと少し!

あ、さいごに。最近気がついたんですが、
稽古場でのみんなの定位置がいつの間にか大体決まっていて面白いなぁと思いましたのよ。

ふふふ。

ではでは!また!!!

息吹



2016年3月6日(日) 担当:池田詩穂ibuki01

3月になりました。今日は18個目のQが印されます。

終わった稽古場日程を剥がそうとしました。その時、「え?剥がしちゃうの?」
奔放役の玲奈ちゃんに言われました。

「Qが溜まっていくのを見たい」

稽古が終わる度に付けてきたこのQ。

時の経過は、過ぎ去ってしまう残酷さだけではなく、残される何かがあるのだと気づかされました。

まだ始まったばかりなのに3月もまた過ぎ去っていこうとしています。

過ぎて行く時間と印されていくQ。

みんなで積み上げたこの「Q」が確かな痕跡となって残っていきますように。

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2016年3月5日(土) 担当:黒田有彩ibuki01

稽古時間は10時から17時。
午前中は演技パート、台本22ページ(#6)から32ページ(#8)までのブラッシュアップでした。
#6は奔放と癇癪の出会いのシーン。
このシーンの練習中、平穏役じゅりさんがアドバイスされた言葉がとても素敵だったのでここに書き留めておきます。
『煙草を吸う所作も台詞である。』
『身体を使うことはすべて台詞である。』
一語一句合っているわけではないですが、このようなことでした。
つまり、台本に書いてある活字の言葉を声に出して音にすることは表現のほんの一部でしかなくて、
身体・五感のすべてで台詞を、行間を表現できるんですね。
素敵。そうですよね。そうなんですよ。

#7は、私飴玉も登場します。
ひょんなことで哲学役のウッチーとぶつかるんです。
今まで、怪我防止のため物理的に身体と身体をぶつけていなかったのですが、今日はうまくぶつかる練習をしました。
身体の使い方って本当に大切。
お芝居だから、本当に(ガチで、という意味で)ぶつかる必要はない。
でもそう見えるように、かつ怪我をしないように、でもお芝居のテイスト的にギャグになりすぎないように。
これもひとつの“殺陣”です。
力の入れ具合、抜き具合、自分の身体を思うように使いこなせることが役者の仕事のひとつ。
いろんなパターンをみんなで研究しました。
日常にひそむ「あるある」を追求する作業です。
面白いんですよね、これが。どういう風になるんでしょう。
お楽しみに。

午後は入手さんによる振付の時間でした。
まずは1時間ほどストレッチを。
いろんな解説・豆知識とともに、自分の身体と対話し、自分を見つめていきます。
ここでひとつ耳寄り情報、Byあんなさん。

足の裏、土踏まずの下、かかとの方をこぶしでポンポンと叩くと、自律神経を整えてくれるそう。
冷え症や、のぼせ、だるさ、不眠などなど。
そのあと気になって調べてみたのですが、地面を裸足で踏ん張って歩く国の人たちは、
自律神経失調症になる人が極端に少ないそうなのです。
足の裏が安定しているおかげなんだとか。
ハイヒールを履く女性が、自律神経を乱しやすいのも納得です。
気軽にできるので、ぜひみなさんも足の裏ポンポンしてみてくださいね。

そして本日メインの、振付の時間がやってきました。
前回の振付の日、私は欠席していたので、はじめてあんなさんの振付を受けられます。
ホワイトボードにさらさらと何かを書くあんなさん。

一同「ぽかーん」
あんなさん「この言葉で思いつく動きを順番にやってみて♪」

ひとりずつ、戸惑いながら、悩みながら、思い思いに動きます。
後の方になると、前の人とかぶった動きはできないのでネタに困ります。
でもあんなさんの手拍子が始まると、追い詰められ、やらざるを得ません。(笑)
「え、これはいくらなんでも…」という動きでも、
あんなさんがやると何でもカッコよくなり、ブラッシュアップして戻してくれるのです。
その作業を何度か、何周か繰り返していくたび、
これはそれぞれ別の振りなのではと勘のいい人が気づき、それぞれの役に合った動きを織り交ぜていきます。
私はというと、少し出遅れ、飴玉色のあまりない出だしになってしまいました。(笑)
全員でやると面白いんですよ。すごく。

曲もかっこよく、素敵なので、ぜひ楽しみにしていてください。
言葉にはしない私たちの思いを、ダンスでお届けいたします。

さあ、あと1ヶ月で小屋入りです。



2016年3月4日(金) 担当:渡辺樹里ibuki01

午前中は前回の通しの感想を皆でシェア。
午後は小返し稽古の第2巡目。

数日時間をおいてみて、改めてこの作品について思う事、向かっている所への再確認。

どこから来てどこに向かうか。
何がしたいのか、相手をどうしたいのかベクトルをハッキリさせること。

観念的に芝居をしてしまうことで、伝わるものは更にぼやけてしまうことの再確認。

この作品の危険性を充分に体感した通しだったと思う。

それぞれのキャラクターの強さを出すためにそれぞれのキャラクターの
背負っているものの探求を深める事と、抽象舞台で演じる上で、
俳優の想像と表現の具体性が切に求められる、という事が大きくわかった。

午後からのシーン稽古では、一巡目よりも俳優の吐く言葉の輪郭や、
舞台上でどこから来てどこへ向かうかの身体のベクトルが前よりもはっきりしてきた。

一つ一つ丁寧に積み重ねることでしか、
作品は大きくならないものだと改めて思った。

1月から始まってまだまだだ先だと思っていた本番も来月に迫り、
時間が過ぎていく早さに、焦燥感を感じながらそれも前へ進むガソリンだと思って稽古に挑みたい。



2016年2月28日(日) 担当:根矢涼香ibuki01

005番。癇癪。根矢です。
相も変わらずお菓子を食べているので、
みんなから役名を間食に変えられてしまわないように気をつけます。
28日。Q体の稽古にとって、一つの大きな一歩。初通し稽古でした。
午前中は今までの流れを軽くさらって、確認。
通しの時間が迫るにつれて、私も含め皆んなの表情が緊張していきました。
私は前日まで映画祭で北海道のゆうばりにいたので、
その前段階の稽古に参加出来ず、余計にプレッシャーと焦りを感じていました...
お昼にはゆうばりのお土産をみんなでつつき、いよいよ通し稽古。
企画・制作の三谷さん、振り付けの入手さん、
そしてゲストでは冨樫監督の映画「おしん」で撮影をされていた鈴木さんがギャラリーに。
実際に通していく中で、見落としていたこと、全体の流れの把握の弱さ、
自分の不得意な落とし込めていないシーンなど、明らかに今までの稽古とは違う発見が。
焦って台詞を間違えてしまったり。全て終わってからの御三方の意見がとても貴重でした。
弱いところ、客席に投げかけるべきところ、「舞台の箱の中だけでの世界にして欲しくない」という言葉が刺さって、
たくさんのお芝居の中の素敵な言葉を投げかけずに終えてしまいたくない、
そんなもったいないことはしたくないと、悔しさが溢れました。
楽しいだけでは、いけない。本当に大好きな仲間たちで、稽古の度に一人一人のことが好きになっていきます。
こんなに楽しくて良いのだろうかと思ったりすることも。でもやはりそれだけでは、
ものづくりにおいて大切な「伝える」という任務は果たせないと痛感しました。楽しさを感じて、
その先にある目指すところを明確にしなければいけない。この先の大きな課題。見つけられた気がします。
今日はみんな涙を流すことが多かった、芝居においての悔しさの涙、お芝居の中での涙、それを見て感動しての涙。
その場で生まれ出てくるものの愛しさと瞬間の儚さを強く感じた1日でした。頑張らないと。
ですが、通してみて一番感じたことは、(当たり前のことなのですが)前の場面からの空気を背負って、
時には打ち破ってお芝居すること。流れの中でつかむ感情だったり、空気や言葉、人物のとの関係性を、
全て通すことによって各場面で一枚一枚の絵が完成したような気がして、とても新鮮な感覚でした。
ダンスも大きな要素。楽しく、とても勉強になる1日でした。

そして、やっぱり、「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」。
本当に素晴らしく美しい物語。言葉のきらめきが、私個人として大好きです。
第四の壁を破って、客席に届けられるように、ひたすら、考え、頑張るのみです。
来週から、改めて。よろしくお願いします!!!

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2016年2月27日(土) 担当:大田恵里圭ibuki01

どうも。こんにちは。お久しぶりです。
お沈こと沈黙役 大田恵里圭です。
一巡しましたね。
ということで二周目です。

この稽古日誌が皆さんのお目に触れる日はいつになるのかな~楽しみだな~。
わたしもみんなの日誌早く読みたいな~。すぐさまブックマークいっぱいになるだろうな~。

今日、2/27は明日の初通しに向けて細かくシーンを分けてお稽古しました。
時空や空間が行ったり来たりする場面が多いのでどうつないでいくか、試行錯誤を重ねています。
冨樫監督も頭を悩ませながら「とりあえずやってみよう!」と今日も言っています。

あ、この「とりあえずやってみよう!」というのは冨樫監督の口癖なんです。
失敗してもいい、お稽古なんだからどんなことをしてもいい、挑戦してみろ。と

今日もあるシーンでガツンときました。この言葉たちが。

全てぶちまけた、と思ってもまだまだその先に可能性はあるんだな、と。
何事もそうかもしれないけど、答え合わせじゃないな、と。反芻していかなきゃ

まだまだわからないことばかりなんですけどね!
それでもこの作品の一部として、歯車として、前に進んでいきたいと思っております。
二足歩行が無理ならばほふく前進でも。とにかく前へ、前へ。

今日のお昼はみんな揃ってショッピングに行きました(敬虔こと後東姉さんは諸事情につきお留守番)。
洋服のフリーマーケットです。みんなたくさん買い込んでました(笑)かく言うわたしも。
ゆうばり映画祭に行ってる癇癪こと根矢ちゃんがいたらきっと大はしゃぎしてただろうな

そして、三谷プロデューサーからお団子の差し入れもいただきました。ご馳走様です!
またあっという間に日誌回ってくるんだろうな。でも嫌いじゃないです。
これを書いてる時間は、何となくこの作品にも自分にも心を沈めて向き合えているような気がするから。

いっぱい悩むことも悔しくなることもあるけど、全部全部芝居の肥やしにしていきたい。

よしっ。決意新たに。

最後まで読んでくださりありがとうございました。またすぐお会いしませう

沈黙役 大田 恵里圭


2016年2月26日(金) 担当:内山由香莉ibuki01

本日、哲学です!2回目です!

稽古には、今回の舞台で
美術をしてくださる、佐藤あやのさん
音響をしてくださる、水野裕さん
がいらしてくださいました。Q体の美術、音響よろしくおねがいします!

稽古風景~
ダンスからおさらいしました。午後に振付の入手杏奈さんに前回習った振りをご指導していただきました。

奔放(真下)さんはQ体ダンスリーダーなのです。ダンスがとても上手。すごいなあと思います。
哲学(内山)は運動できないけど、皆で綺麗に揃えられるようにダンスはやります!
よろしくおねがいします!

イマヌエル・カント 格言
「努力によっ て得られる習慣だけが善である」



2016年2月21日(日) 担当:真下玲奈ibuki01

奔放の真下玲奈です。
2周目きちゃいました。

ということは稽古12回目ということか!
はやい。早すぎますね。
来週は初めての通し稽古がやってきます。

先ほど、冨樫監督から
今週の稽古日誌誰からも送られてきません!!
とメールが来たところであります。
はい。笑 今週の稽古は3回。
担当は息吹、敬虔、奔放。
幼馴染3人組。
この3人、切羽詰まらないと書かない笑
私たち、こういうところも似ていて
仲良く幼馴染やってます。へへへ

この日の稽古は
ラストのシーンを!!!
1人ずつ未来の話をしていくところと
旧体の話をしていくところ。

みんながくれるコトバが素敵で
泣かない、泣かないって我慢してたけど
泣いちゃった。

後から聞いたら
みんなも泣いてたみたい。

あとね。
監督も泣いてた。へへへ。

千秋楽、涙腺が崩壊しそうで怖いよおお。

そして
この日の稽古終わり
第1回シャッフル会が開催されました!
※シャッフル会とはね。
呑んでたときにノリで
自分以外の役をやるならどこのシーンやりたい?って話から
監督の鶴の一声で不定期に
各、名場面を他のキャストが演じるシャッフル会が
稽古終わりに開催されることが決定。

第1回は
中盤の〈ハムスター〉シーン
〇〇 大田(沈黙)
奔放 黒田(飴玉)
哲学 後東(敬虔)

奔放と〇〇が言い合ってる、どシリアスの中
哲学が
「あったよ。いっぱいあった。あれ?」って入ってくる。
みんなお気に入りのあのシーンです。笑

敬虔が演じる哲学が弾けすぎてて
シリアスなシーンなのにドカッ!って笑いがおきたり。

自分とは違うアプローチをする
黒ありちゃんの奔放や
〇〇の別の圧迫の掛け方。
演じる人が違うと違うものになるのね。
余興感覚でやってたし、みんな楽しんで見てたけど
色々ヒントをもらいました!

第2回は誰が選抜されるのか〜
お楽しみだけど、、、
他の役のセリフはなかなか入ってこないって
みんな口々に言ってし、リアルにそうだから
不安は不安っす。

そしてそして
実は………
この日は私の誕生日でもありました。
ちなみにこの時のあたしは自分でも誕生日ってことを忘れておりやんした。笑

稽古終わりに

飴玉ちゃんからの種子島のお土産をむしゃむしゃ食べてたら
監督が「真下、ゴンドラの唄練習しなくていいのか?黒田いるから見てもらえ」って
言われ、、、飴玉ちゃんの横に行くと

電気が!!
消え!!

黒ありちゃんのパッピバースデーの生演奏とケーキが!!!!

誕生日に素敵なメンバーと
好きなことをしてることが幸せなのに

みんながサプライズで祝ってくれるなんて
嬉しいすぎて
子どもみたいに泣いてしまったよ。

しあわせだ。しあわせだ。
この瞬間すごいしあわせが稽古場に溢れてる。
奔放のセリフをここで引用したけど、

本当に素敵な座組だなと
心から思った!!

みんな好き。

すてきな本。
すてきな仲間。

こりゃ、もうっっ!!
いい舞台にしなきゃ!!!!

あと1ヶ月とちょっと
楽しみにしててください

次は哲学。
てっちゃーん!!!

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2016年2月20日(土) 担当:後東ようこibuki01

2度目の登場失礼致します。“敬虔”後東ようこです。
Q体にはダンスシーンが入ります。この作品にダンスが入ると聞いたのはオーディションの時でした。
「へ〜。どんなテイストのダンスが入るのだろう。ま、自分が出演するかすら決まっていないけど。」
そんな事を一瞬のうちに考えていたら、冨樫さんが「振付けはね、入手杏奈さんにお願いしてるんだ。知ってる?」と。

「えーーーーーーーー!知ってますよ!知ってますとも!!うそ!ホントですか!?
冨樫さん!冨樫さん素晴らしい!素晴らし過ぎる事をしてる!」

とその日初対面の冨樫さんに言う訳はなく、
「えーーーー!入手杏奈さん!?お会いした事あります。杏奈さんのダンスとても好きです。」と控えめに返事した。
が、既に杏奈さんのダンスの虜だった私の興奮は伝わっていたはずだ。

前置が長かったが、待ちに待った振付けの日。それが今日。

杏奈さんは振付けの前にたっぷりと時間を使って、身体をほぐし、ワークショップをし、身体の動く感覚などを伝えてくれた。
舞台の振付けで、こんなじっくりやって貰えるのは贅沢です。ええ。
見よう見まねでやり始めた、ワークショップ。杏奈さんは皆から発散される動きを「すごくおもしろい」と言って楽しんでくれる。
それが、ますます自由にさせてくれていたのを私は感じていた。杏奈さんから発される感覚を受けると、自分の身体も自由になるような。
本当に不思議な事だが、これが「入手杏奈」のダンス。
客席から何度か観ていた衝撃が、本人と触れ合うとこういう感覚で感じるのか。わくわくが止まらない。

「ずっと続けられるよね。」とワークショップを楽しむ私達に無邪気に話す杏奈さん。
その一言でまたも勝手に身体が自由になる。
その後、振付けに入り、数時間かけて振り写しと、練習、そして皆と創りあげていった。
杏奈さんは「一人で部屋で考えてた振りが9人揃ってやってもらうと違う。いいね。」と。
振付けに入ってからは必死で覚えたりしたが、伝えてくれる感覚が、度々興奮をかき立てる。早く振りを覚えて、次の段階に行きたい。
杏奈さんから受け取った興奮を、今度は私達が発する。その段階の次もみてみたい。

最後に杏奈さんが一人で踊ってくれた。
泣けた。
そう伝えたら「みんなが、そうさせるんだよ!」と柔らかい笑顔でどつかれた。

頑張る。頑張るよ。私達。

稽古後、全員が杏奈さんに心を掴まれ、惚れている姿に冨樫さんは何度も「俺が呼んだんだよ!」と連呼してました。
冨樫さん、入手杏奈さんを呼んでくれてありがとうございます。心底そう思います。
でももうわかったので、「俺が呼んだんだよ!」はあふれでる表情だけでいいですよ。

今日の日記「入手杏奈」に惚れている。という日記になってます。
皆さんも、惚れればいいさ。



2016年2月19日(金) 担当:堀春菜ibuki01

こんにちは!第2回目の稽古日誌が回ってきました。息吹役の堀春菜です。
実はまだ、ほかの人の日誌を見ていなくてみんなどんな感じに書いているのかワクワクなんです。
早くみたいなぁ。9人みんな全然違ったりするのかなー。

第1回目の日誌を書いた時から約1ヶ月。
ちょっと前まで寒さに凍える毎日だったのに、
最近は「今日、暖かくない?春、来てない!?!?」なんて会話が飛び交ってます。

本番まであと1ヶ月半。

前回の日誌の時に時間の流れの早さについて書きましたが、 あの時の3倍くらい時間の流れが早くなっている気がします。
今は基本、金曜、土曜、日曜で稽古をしていて月曜から木曜は休みなのですが、
はっ!!!と気がついた時にはもう金曜がやって来ている感じです。

充実しているという幸せなことですね。
あ、稽古場にはQ体のお菓子箱が出来ました。 休憩になるとまず、癇癪役の根矢さん、その次に奔放役の真下さん、私、、、
そんな風に群がりができます。みんなで食べるお菓子がとても美味しくてつい。気をつけます。気をつけて食べます。

稽古は今、シーンごとに細かくやっています。
私は神奈川県出身なので方言とかはないのですが、たまに単語のイントネーションが違うと言われて苦戦。
イントネーションって無意識に覚えているから意識的に直すのが難しいです。

毎日が、とても楽しいです。

明日はついに、入手杏奈さんによるダンス振り付け!どんなダンスになるのか、楽しみです!
私は3歳から高校2年までダンスをしていたのですが、
それ以来しばらく踊っていないので早く思いっきり身体を動かしたいです!明後日は筋肉痛の予感。

明日に備えて今日は早くねます。
ではでは!おやすみなさい!

息吹



2016年2月14日(日) 担当:池田詩穂ibuki01

本日の日誌を担当します、〇〇役の池田詩穂です。

立ち稽古初日、右も左も分からない状態でスタートしたこの「Q体」ですが、
気がつけばもう何か育っている…そんなことを感じた、本日、9回目の稽古でした。

どうする?どうしようかな?と戸惑いや手探りで始まりましたが、どうすればよいか?
他に試せることはないか?と問いは強いものに変わりだし、皆で知恵を振り絞っています。

手強いシーンばかりですが、粘り強く挑んで行きたいです。

オンとオフ、両方を楽しんで。わたしの楽しみ、皆んなとの団欒です。

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ムードメーカーのじゅりちゃん(平穏)
宇宙系天然女子のありちゃん(飴玉)
ちょっぴりおっさん女子、ようちゃん(敬虔)
いつも素敵な写真を記録してくれる根矢ちゃん(癇癪)
勉強熱心な、おチン(沈黙)
照れ屋な真下(奔放)に最年少♡堀(息吹)
縁の下の力持ちウッチー!(哲学)

そしてわれらが、冨樫さんとの放課後団欒です。

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2016年2月13日(土) 担当:黒田有彩ibuki01

今日の範囲は♯18(台本p.74)から♯21の回想前(台本p.92)まででした。
大学1年生だった私たちも、今日は4年へと成長。
仲良くつないだ手をいつの間にか離していたり、
それぞれの歩く歩幅の違いに寂しさを感じたりと、なんだか切ないシーンの連続です。

私飴玉の稽古は♯20の奔放とのシーン。
旧体の解体反対運動にいそしむ奔放と、就活を終え久々に学校に来た飴玉。
旧体育館のことを広く伝えたい奔放の熱さと、その歴史を何も知らない飴玉との温度差をお楽しみいただきたいシーンです。
難しい言葉や真剣なシーンの間の、コーヒーブレイク的なシーンにもなっております。
奔放と飴玉、登場人物の中では、派手よりな、遊び好きな、大学にそこまで真剣でない二人。
下手から二人で歩いてくるのですが、この二人だからか何なのか、 その様子が何とも“漫才”っぽくなってしまうのです。
漫才を期待していただいている方には申し訳ありませんが、稽古を重ねる中で、だんだんと漫才感はなくなりました。(多分)
1年生のときにはふわふわしていた飴玉ですが、大学の外での活動や就活などをそれなりにがんばり、
社会に揉まれたおかげなのか、奔放のことを心配するなど少ししっかりしてきました。
脚本の中では描かれていない彼女の成長を、私なりに表現したいなと思います。

この脚本の難しいところのひとつが、1シーンで別空間の芝居が入ることだと思います。
それがあるところでは掛け合いになっていたり、同時期の話だったりするのですが、
♯21ではついに3空間の芝居が生まれることになりました。
舞台の上に3組6人が立ち、別々の空気感を作る。
ごちゃごちゃしないか、メインの芝居を邪魔しないかなど、何度も試行錯誤をして作られていきます。
映像を撮っていただき、お客さんがストーリーに集中できるように、そして演技の行動線も矛盾しないか、確認しながら作られました。

さて今日は新しい言葉が生まれました。
『さす顔(さすがお)』です。
お姉さん3人(○○役しほちゃん、平穏役じゅりさん、敬虔役ようちゃん)(冨樫監督は“3ババ”と呼んでいます)が、
出はけの仕方や台詞の解釈の仕方など、こうしたらいいんじゃないかと提案したときに、冨樫監督がする顔のことです。
5秒くらい無言でにやけた後に、必ず「さすがだよね~」と言うのがお決まりになってきたので、
そのにやけた、何とも言えない顔のことを『さす顔』と名付けました。
誰かがいい提案をした後、冨樫監督の顔を見て「はい、さす顔出ました」というのが次のお決まりになりそうです。
ちなみに私はまだ『さす顔』をいただいておりません。

それにしても、こんなふうに監督をいじりながら楽しい空気で稽古をやらせていただける現場は、そうないと思います。
みんなで意見を出し合って舞台を作っていく。
これから30回弱の稽古を重ねて、どんなステージへと変化するのでしょうか。楽しみです。


2016年2月7日(日) 担当:渡辺樹里ibuki01

◉今日稽古した所◉
#14(p.57)〜#17(p.74)終わりまで

◉memo◉
「わーーーーーーーーーーーーーーー」

と息吹が吠えた後、
「三年生の春」からの稽古だった。

冨樫さんのお言葉を借りれば、
ミッドポイント、関係に変化が出てくる所。

ドラマの真ん中に入っていく作業は、前半の時とはまた違う難しさ。
出演者含め全員で知恵アイデアを出し合う、中身の濃い贅沢な時間だった。

大きくは3シーンの稽古。

#14 奔放と哲学の出会い 、癇癪の「癇癪」
#15 敬虔 の恋の話
#16 奔放と〇〇と哲学の「Q体運動」会議

演じる役者、演出家の解釈によって無限にやり方がありそうなセリフのやり取りを、
どうやったら一番素敵に伝わるかの試行錯誤の時間。あっという間に日が暮れる。

本を読んでいただけの時には湧き上がらなかった感情や思考が、
立体的に観たときに、なるほど面白い!となる。
この本は演るほどに深くなる。謎がまだまだ多いが、
難しい「Q」を解いていく毎に、この戯曲のカラフルな色彩に心奪われる。

劇場に来るお客さまにも、この稽古場で今時々皆が遭遇している奇跡のような感動の瞬間に
たくさん立ち会うことができますよう。祈る思いで台本と向き合っている。


2016年2月6日(土) 担当:大田恵里圭ibuki01

みなさんこんにちは。初めまして。
お沈こと、沈黙役 大田 恵里圭です。

一回目の稽古日誌ということで勝手がわからずとても不安ですが、
しばらくは筆の進むまま気ままに書いていこうと思います。

今日、2/6(土)はシーン9から13のお稽古でした。
大まかに言いますと、哲学と癇癪の出会い、奔放と息吹の友情、
癇癪が敬虔を友達と認める、沈黙覚醒、9人が3年生になるシーンですね。

個人的には奔放と息吹の友情が感じとれるシーン10がとっても好きなんです。
「ゴンドラの唄」から始まるこの場面では、
奔放の切なさと息吹の真っ直ぐだけどもどかしい気持ちが繊細に描かれていて、とても好き。

わたしも中学高校と女子校で、いまも女子大に通っているものですから、
リンクする部分がこの舞台ではとても多いのです。あ~あるよね~、っていう学生生活の
何気ない描写がいっぱい出てきてその度に共感しています。歴史的な事実と、女子学生たちの日常を切り取って
舞台にできるなんてオノマさんって本当にすごいお方です。
そしてその舞台に自分も一人の役として参加できているなんて、幸せです。

わたしは沈黙なものですからお芝居では黙っている分、いっぱいみんなのこと観察して勉強して
意見を出していい舞台にしていきたい、そう思っています。

今日はダンスシーンで振付をしてくださる入手さん、演出助手の藤井さん、宣伝美術の矢島さん林さんが
稽古場にいらっしゃいました。たくさんの方のお力添えがあって、ひとつのものが出来上がるのですね。舞台ってすごいです。

まだまだ未熟者な私ですが、冨樫監督、8人の素敵な女優さんたちと一緒にみなさんの記憶に刻まれるような
舞台を創っていきます。春はもうすぐそこです。頑張るぞぉ~~!!

ここまで拙い文章をよんでくださりありがとうございます。
写真は息吹こと堀ちゃんが一足早いバレンタインデーで持ってきてくれたマフィンです。
癇癪こと根矢ちゃんが写真をコラージュしてくれました。
堀ちゃん、美味しかったよ!ご馳走様でした!

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沈黙役 大田 恵里圭


2016年2月5日(金) 担当:根矢涼香ibuki01

は005番の癇癪役、根矢涼香が記録させていただきます!
今日の始まりは何故だか勢いのあるストレッチから。
みんなで輪になって体を伸ばしてから、沈黙・大田ちゃんのソーラン節。
一気に体が温まってスタートを切りました。

今日の稽古は#6からの立ち稽古。
言葉を発しながら、自然に感じていく中で自分の身体の違和感に気づけるようになりたいです。

お昼前には衣装チームの方々がお見えになって、みんなの採寸をしてくださいました。
『痩せときゃ良かった~~!』という女子たちの悲嘆の声。
当日は素敵に衣装を着こなせるように、芝居も身体も仕上げていきたいものです。(笑)
と、言いつつも今日の差し入れの誘惑には叶いませんでした。
奔放・真下さんから頂いたマダムシンコのバームクーヘンと、
三谷さんから頂いたらぽっぽのサツマイモアップルパイ。
私たちの脂肪の解体は、まだまだ先になりそうです。

午後は#8をメインに立ち稽古。
大きな時間の流れがあるシーンなので、場面の展開の仕方を皆で考えていきながらの稽古でした。
分かりやすく時と場所を流すということは、難しいものです。
稽古はお互いに意見し合ったり、解釈を深めたり、常に考えて勉強できる、素敵な場です。
明日も、頑張りましょう!

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2016年1月31日(日) 担当:内山由香莉ibuki01

4番!哲学/内山由香莉です。

1月最後の本日。
残りの2カ月でどんな色のどんな形の作品になるのか楽しみな今日この頃。

哲学役だからなのかニーチェにはまっております。
ニーチェの格言
「一切の書かれたもののうち、私はただ、その人がその血をもって書かれたもののみを愛する。
血をもって書け。君は、血が精神であることを知るだろう。」

この一節を読んで、まさにオノマリコさんの「解体されゆくアントニン・レーモンド建築旧体育館の話」だと思い。
私はこの作品を愛する。そして、血の通ったものをつくりあげたいと改めて感じました。

稽古風景はというと~

仲がどんどん良くなっております。
台本への疑問、自分たちがどう捉えたかを監督と意見を出し合いながら、学生気分を満喫しております。

内山由香莉


2016年1月30日(土) 担当:真下玲奈ibuki01

奔放役の真下玲奈です。
ついに周ってきてしまいました。稽古日誌が!
息吹と敬虔がどう書いてるか気になりますが、
(日誌は冨樫さんにメールで直接送るというスタイルになっているのでみんなのは見れてないんです。)
まぁ、ゆるりと書いてきたいと思います。へへへ

今日で3回目。
頭から癇癪と奔放が出会う前までのシーンを立ち稽古。ページ数で言うと22枚!

稽古場に向かう途中で平穏と会って「やばいやばい!」とか「みんなで言うところつまったらどうしよ。」とか
不安要素沢山で立ち稽古をむかえました。
正直、オーディションより緊張した!!
みんなも多分緊張してたと思う。

あまりの緊張で冒頭の「芝生が広がっていて」を「芝生(ひばふ)が広(し)がっていて」と
なぞの江戸っ子口調になりました笑
息吹に突っ込まれたよ。
本番、こいつが現れないことを願います笑

笑いの絶えない現場だけど
この日特に笑ったのは
平穏が「芝生には池があって」を「渋谷には池があって」言ったところかな。
あっ、バラしてしまった!!!
平穏ごめんなさい!!!!

この現場は
本当に3回目の稽古?ってくらい
すごく居心地がよくて
なんか前からみんなを知ってる感覚というか、とても安心する。
「なんでだろうね?」って良く話すけど
なかなか結論が出ません。
この間、〇〇と沈黙と帰ったときに
多分、冨樫さんが作り出す空気感のお陰なのかな?って、、、

まだまだ話したいけど長くなりそうなので
また次回に書くことにします!!
次は哲学こと「てっちゃん」
あ。最近、あだ名をつけるのにはまってます。
ではでは


2016年1月17日(日) 担当:後東ようこibuki01

本読み二日目。

始めに、ご挨拶を。はじめまして。“敬虔”役の後東ようこと申します。

こんなはじめましての皆様への日誌、はて。何を書いたらよろしいのでしょう。
そしてQ体メンバーに会ってまだ二回目でもあります。

そうですねえ。皆さんの印象ですか?
それはそれはキラキラしてます。可愛いです。でもどこかよそよそしく実に初々しい。
年齢も経験もバラバラな人間が集まって一つのものを創るのは、危険な匂いと甘い香りがして興奮します。
これからどんな匂いがしていくのか。本当に楽しみであります。
私も、よそよそしくて初々しい自分を楽しんでます。既にブーイングの声が聞こえそうですが。

冨樫さんから差し入れのお菓子に群がる可愛い子達の写真を添えて。
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後東ようこ


2016年1月16日(土) 担当:堀春菜ibuki01

今日は「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」(以下、Q体)の顔合わせ&初読み合わせがありました!

今回、まさかの記念すべき第1回稽古日誌を担当しています息吹役の堀春菜です!18歳です。

まさかまさか。トップバッターですよ。
日誌、だなんて、中学生の時に日直で月に1回だか回ってきて、今日の数学、眠かった〜とか
面倒臭いからよく分からない絵を大きく書いて埋めたりしていた記憶ばかりなもので、今、ふむむ、と思いながらも、
稽古日誌を書いてみているところでございます。

今日の稽古は、10:00-17:00でした。7時間。あっという間でした。びっくりするくらい。
始まった!!!あ、挨拶しなきゃ!!!ドキドキドキ、初読み合わせ!!!わー!9人がいる!
この作品の、昨日まで1人で読んでいた作品の中のみんなが、ちゃんと生きてるー!なんて思っていたらあっという間に17時。

時間が経つスピードって産まれてから死ぬまで一定のはずなのに、早いと感じたり遅いと感じたり。
昨日、稽古が始まる期待と不安でなかなか寝れなくてベッドでゴロゴロした3時間と今日の3時間だって同じ3時間のはずなのに、
昨日がカタツムリの速さだとしたら、今日は回転寿司が回る速さくらい速かったです。

あ、すみません。
いい喩えないかなぁなんてズルしてネットで調べていたら回転寿司の回る速さとか出てきて全くいい喩えにならないのに、
知ったかぶって書いちゃいました。

カタツムリが時速6mで回転寿司は時速3kmらしいです。へぇー。

さてさて、Q体は女子大学に通う9人の女子が出てくるわけですが、まず名前がみんな凄い!
ネタバレになっちゃうのかな?いいのかな?きっと、この日誌の中で段々とどんな役名の人がいるのか分かってくると思うので!
今回は紹介したい気持ちをぐっ!と堪えますね。

私は「息吹」役です。
息吹。生命力に溢れています。元気です。これから息吹と一緒に、Q体で元気に走り回って女子大生楽しんでいこうとおもいます。

ああ、始まったんだなー。Q体。
Q体なんて略して書くの、なんだかニヤけてしまう。嬉しい。

Q体。

紡がれている言葉が本当に素敵なんです。一言、一言、息してるんです。

4月の本番まで3ヵ月。
やらなきゃいけないことがたくさんある。
とっても楽しみ。こんなにワクワクするのはいつぶりだろう。素敵な先輩方に一生懸命食らいついて頑張ります!!

こんな感じで第1回稽古日誌、終わらせていいかな?!

これからよろしくお願いします!

息吹でした!