2016年3月19日(土)

3月が半ばを過ぎまして、もう春の陽気が。
本番へと、着実に、進んでいます。
本当に日が経つのが早い。おそろしいですね。

3月19日は、衣装合わせから。
この日を9人のオナゴたちは、楽しみにしていました!
色や質感、服の形。
冨樫さんが「服ってその人が着そうなものを着るよね」と以前言われていたのですが、
まさに人を形作るものであって、「衣装」というものがこんなにも
役に命を吹き込む大きな要素だということを再認識しました。
役にも勿論ぴったりの衣装なのですが、役の中の人、俳優本人にも、
不思議とこのQ体の衣装が似合っているのがとても面白いところです。
お披露目したいところだけれど、まだダメなので。ちらり。

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2016年2月28日(日)

005番。癇癪。根矢です。
相も変わらずお菓子を食べているので、
みんなから役名を間食に変えられてしまわないように気をつけます。
28日。Q体の稽古にとって、一つの大きな一歩。初通し稽古でした。
午前中は今までの流れを軽くさらって、確認。
通しの時間が迫るにつれて、私も含め皆んなの表情が緊張していきました。
私は前日まで映画祭で北海道のゆうばりにいたので、
その前段階の稽古に参加出来ず、余計にプレッシャーと焦りを感じていました...
お昼にはゆうばりのお土産をみんなでつつき、いよいよ通し稽古。
企画・制作の三谷さん、振り付けの入手さん、
そしてゲストでは冨樫監督の映画「おしん」で撮影をされていた鈴木さんがギャラリーに。
実際に通していく中で、見落としていたこと、全体の流れの把握の弱さ、
自分の不得意な落とし込めていないシーンなど、明らかに今までの稽古とは違う発見が。
焦って台詞を間違えてしまったり。全て終わってからの御三方の意見がとても貴重でした。
弱いところ、客席に投げかけるべきところ、「舞台の箱の中だけでの世界にして欲しくない」という言葉が刺さって、
たくさんのお芝居の中の素敵な言葉を投げかけずに終えてしまいたくない、
そんなもったいないことはしたくないと、悔しさが溢れました。
楽しいだけでは、いけない。本当に大好きな仲間たちで、稽古の度に一人一人のことが好きになっていきます。
こんなに楽しくて良いのだろうかと思ったりすることも。でもやはりそれだけでは、
ものづくりにおいて大切な「伝える」という任務は果たせないと痛感しました。楽しさを感じて、
その先にある目指すところを明確にしなければいけない。この先の大きな課題。見つけられた気がします。
今日はみんな涙を流すことが多かった、芝居においての悔しさの涙、お芝居の中での涙、それを見て感動しての涙。
その場で生まれ出てくるものの愛しさと瞬間の儚さを強く感じた1日でした。頑張らないと。
ですが、通してみて一番感じたことは、(当たり前のことなのですが)前の場面からの空気を背負って、
時には打ち破ってお芝居すること。流れの中でつかむ感情だったり、空気や言葉、人物のとの関係性を、
全て通すことによって各場面で一枚一枚の絵が完成したような気がして、とても新鮮な感覚でした。
ダンスも大きな要素。楽しく、とても勉強になる1日でした。

そして、やっぱり、「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」。
本当に素晴らしく美しい物語。言葉のきらめきが、私個人として大好きです。
第四の壁を破って、客席に届けられるように、ひたすら、考え、頑張るのみです。
来週から、改めて。よろしくお願いします!!!

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2016年2月5日(金)

は005番の癇癪役、根矢涼香が記録させていただきます!
今日の始まりは何故だか勢いのあるストレッチから。
みんなで輪になって体を伸ばしてから、沈黙・大田ちゃんのソーラン節。
一気に体が温まってスタートを切りました。

今日の稽古は#6からの立ち稽古。
言葉を発しながら、自然に感じていく中で自分の身体の違和感に気づけるようになりたいです。

お昼前には衣装チームの方々がお見えになって、みんなの採寸をしてくださいました。
『痩せときゃ良かった~~!』という女子たちの悲嘆の声。
当日は素敵に衣装を着こなせるように、芝居も身体も仕上げていきたいものです。(笑)
と、言いつつも今日の差し入れの誘惑には叶いませんでした。
奔放・真下さんから頂いたマダムシンコのバームクーヘンと、
三谷さんから頂いたらぽっぽのサツマイモアップルパイ。
私たちの脂肪の解体は、まだまだ先になりそうです。

午後は#8をメインに立ち稽古。
大きな時間の流れがあるシーンなので、場面の展開の仕方を皆で考えていきながらの稽古でした。
分かりやすく時と場所を流すということは、難しいものです。
稽古はお互いに意見し合ったり、解釈を深めたり、常に考えて勉強できる、素敵な場です。
明日も、頑張りましょう!

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