2016年3月17日(木)

今日は“息吹”の堀春菜の誕生日です。19歳です。
Q体は愛くるしい子ばっかりでキュンキュンしちゃいますが、
ほりはるも本当に愛くるしい子です。すくすくと魅力的な女性になるでしょう。
サプライズハッピーバースデーもぐずぐずなりに喜んでもらったので良しとしましょう。

私事ですが、つい3日前まで別舞台の本番をやっておりました関係で、先週まるまるお稽古お休み頂いておりました。
なので、本日復帰第一弾として“敬虔”のシーンを中心にやるぞ!
そして入手杏奈さんがいらしてダンスの精度を高めるぞ!の日。

久々のQ体の現場。色々忘れてたらという恐怖もあったが、
そんなの誰にも関係なくて、そういう時が一番のチャンス。
「違う舞台出てたから、セリフ間違えても仕方ない」なんて言わせね!!て意気込むのです。
で、まんまと初っ端から噛みましてね。そうして、私は自分の太ももをつねるイメージをするのです。

監督や共演者にしょうもない理由での迷惑はかけたくないけど、
「失敗」や「恥」にはどんどん付き合って貰いたい。
稽古場って「失敗」と「恥」を堂々と投げ捨てられる唯一の場所ですものね。
まずは稽古場でそれらを見せねば、始まらない。
私は、この現場ではお姉さんだけど、人間でいったらちんちくりんです。
まだまだ「失敗」と「恥」を投げ捨てさせて頂きます。
そりゃ、恥ずかしですよ。「なんであんな芝居したんだ?」とか鳥肌立つ事もある。
冨樫さんは笑いながら、時にはサラッと別の道へ導いてくれてるから安心して恥をかかせて頂きます。
ダンスもそう。今回、自分達の創る動きを振付けして頂いていて、
「なんでこんな動きしたのだ?」と自分を問いつめたくなる。
でも、杏奈さんは「面白い、じゃああここ、こうしてみよう。」と改善策を瞬間でみせてくれる。
私、ちゃんとダンス習ってないし踊れないけど、ダンスの素晴らしさは感じている。
この作品から生まれ、杏奈さんから受け継いだダンスをこの身体で出来る範囲で魅せたい。

なんか、唐突に言いますけど、この現場、新しい自分と沢山出逢える。
おもしろい。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
そして日々、作品が高まるのを1週間ぶりに稽古場に戻り改めて感じました。
まだまだやりますよ。わたしたち。



2016年2月20日(土)

2度目の登場失礼致します。“敬虔”後東ようこです。
Q体にはダンスシーンが入ります。この作品にダンスが入ると聞いたのはオーディションの時でした。
「へ〜。どんなテイストのダンスが入るのだろう。ま、自分が出演するかすら決まっていないけど。」
そんな事を一瞬のうちに考えていたら、冨樫さんが「振付けはね、入手杏奈さんにお願いしてるんだ。知ってる?」と。

「えーーーーーーーー!知ってますよ!知ってますとも!!うそ!ホントですか!?
冨樫さん!冨樫さん素晴らしい!素晴らし過ぎる事をしてる!」

とその日初対面の冨樫さんに言う訳はなく、
「えーーーー!入手杏奈さん!?お会いした事あります。杏奈さんのダンスとても好きです。」と控えめに返事した。
が、既に杏奈さんのダンスの虜だった私の興奮は伝わっていたはずだ。

前置が長かったが、待ちに待った振付けの日。それが今日。

杏奈さんは振付けの前にたっぷりと時間を使って、身体をほぐし、ワークショップをし、身体の動く感覚などを伝えてくれた。
舞台の振付けで、こんなじっくりやって貰えるのは贅沢です。ええ。
見よう見まねでやり始めた、ワークショップ。杏奈さんは皆から発散される動きを「すごくおもしろい」と言って楽しんでくれる。
それが、ますます自由にさせてくれていたのを私は感じていた。杏奈さんから発される感覚を受けると、自分の身体も自由になるような。
本当に不思議な事だが、これが「入手杏奈」のダンス。
客席から何度か観ていた衝撃が、本人と触れ合うとこういう感覚で感じるのか。わくわくが止まらない。

「ずっと続けられるよね。」とワークショップを楽しむ私達に無邪気に話す杏奈さん。
その一言でまたも勝手に身体が自由になる。
その後、振付けに入り、数時間かけて振り写しと、練習、そして皆と創りあげていった。
杏奈さんは「一人で部屋で考えてた振りが9人揃ってやってもらうと違う。いいね。」と。
振付けに入ってからは必死で覚えたりしたが、伝えてくれる感覚が、度々興奮をかき立てる。早く振りを覚えて、次の段階に行きたい。
杏奈さんから受け取った興奮を、今度は私達が発する。その段階の次もみてみたい。

最後に杏奈さんが一人で踊ってくれた。
泣けた。
そう伝えたら「みんなが、そうさせるんだよ!」と柔らかい笑顔でどつかれた。

頑張る。頑張るよ。私達。

稽古後、全員が杏奈さんに心を掴まれ、惚れている姿に冨樫さんは何度も「俺が呼んだんだよ!」と連呼してました。
冨樫さん、入手杏奈さんを呼んでくれてありがとうございます。心底そう思います。
でももうわかったので、「俺が呼んだんだよ!」はあふれでる表情だけでいいですよ。

今日の日記「入手杏奈」に惚れている。という日記になってます。
皆さんも、惚れればいいさ。



2016年1月17日(日)

本読み二日目。

始めに、ご挨拶を。はじめまして。“敬虔”役の後東ようこと申します。

こんなはじめましての皆様への日誌、はて。何を書いたらよろしいのでしょう。
そしてQ体メンバーに会ってまだ二回目でもあります。

そうですねえ。皆さんの印象ですか?
それはそれはキラキラしてます。可愛いです。でもどこかよそよそしく実に初々しい。
年齢も経験もバラバラな人間が集まって一つのものを創るのは、危険な匂いと甘い香りがして興奮します。
これからどんな匂いがしていくのか。本当に楽しみであります。
私も、よそよそしくて初々しい自分を楽しんでます。既にブーイングの声が聞こえそうですが。

冨樫さんから差し入れのお菓子に群がる可愛い子達の写真を添えて。
keikoba01
後東ようこ