2011年8月29日
この度、映画24区では山形県鶴岡市の庄内映画村
と協同して、震災で被害を受けた伊里前小学校(宮城県南三陸町)の6年生23名を対象に、
授業や修学旅行を通した映画製作を実施することになりました。
撮影の指揮をとるのは山形県鶴岡市出身の冨樫森監督(「非・バランス」「あの空をおぼえてる」)。
庄内映画村オープンセットを使用し、映画製作における全工程(脚本・撮影・編集・上映)を
全て子供たち自らの手で行い、「絆-きずな-」をテーマにした作品を創ります。
完成作品は10月6日(月)から山形市で開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭2011」にて
世界へ向けて発表予定です。尚、本プロジェクトの運営には庄内映画村や映画24区が
運営する映画ワークショップの「地域プロデューサーコース」
の1期生が、撮影・編集のサポートには東北芸術工科大学映画学科所属の学生が
ボランティアスタッフとして支援します。
詳細はプレスリリースをご参照ください。
→プレスリリースはこちら
今後、授業や映画づくりの様子は随時レポートしていきます。
お楽しみに!
■スケジュール(予定)
▼9月20日(火)~21日(水)
伊里前小学校で冨樫森監督による映画の基礎授業
1日目は映画観賞、2日目は班分け後、脚本づくり
▼9月29日(木)~30日(金)
庄内映画村オープンセットにてロケハンも兼ねた修学旅行
▼10月8日(土)~10日(月・祝)
庄内映画村にて映画づくり。1~2日目で撮影、編集、ポスターづくり
10日午後、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011にて発表。
同日夜より鶴岡まちなかキネマにて上映開始(予定)
■関係者コメント
▼冨樫森(映画監督)
子供たちが映画に触れ、自分たちで映画を創造する時のドキドキ、ワクワク。
「映画を作るって、こんなに面白いんだ!」という最初の体験を思う存分味わって
もらいたい。不格好(ぶかっこう)でいいから、自分たちでゼロから産み出してみる。
大人は型にはめて教えるのではなく、手出し、口出しをせず、見守る。子供たちはできます。
彼らの力を信じてとことん待ってあげたいと思っています。
▼宇生雅明(庄内映画村代表)
震災から2ヶ月が過ぎた頃、南三陸町でボランティア活動をしていた知人から、
伊里前小学校が修学旅行を計画している、
映画村オープンセットでも受け入れてもらえるかとの打診がありました。
もちろん快くでしたが、もっと記憶に残る何かをと考えました。
最近お会いした鶴岡市出身の冨樫森監督の手がけている「子供映画教室」を思い出し、これだ!と思いました。
早速南三陸町伊里前小学校を訪ねました。
兵藤校長先生始めPTAの方々もこの企画にたいへん賛同していただき、
大勢の映画関係者も力を貸していただくことになりました。素敵な映画撮影ができるよう頑張りたいと思います。
▼三谷一夫(映画24区代表)
私自身、小学生と映画づくりをすることは初めての経験。非常に楽しみにしている半面、
不安もありますが、先駆者の土肥悦子さん(金沢シネモンド代表)にアドバイスをいただきつつ、
最後までやり遂げたいと思います。
また今回のような子供が大人のプロの映画監督と交じって映画に触れることができる活動が
全国各地でも展開されていければこれほど素晴らしいことはないと思っています。
■本件リリースに関するお問い合わせ
▼映画24区 担当:中島
156-0043 東京都世田谷区松原2-22-7-402
TEL 03-5329-5334/FAX 03-3323-6811
Mail info@eiga24ku.jp 映画24区HP http://eiga24ku.jp
▼庄内映画村株式会社 担当:菅原
997-0158 山形県鶴岡市羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡29
TEL 0235-62-2080/FAX 0235-62-5181
Mail m-sugawara@s-eigamura.jp 庄内映画村HP http://www.s-eigamura.jp